偏差値40の社会人がデータサイエンティストを目指すブログ

小学6年生の数学レベルの人がデータサイエンティストを目指しています

なぜデータサイエンティストを目指したいのか

はじめまして。私は44歳の社会人です。
勉強が大嫌いで、数学が最も苦手だった男が、突然データサイエンティストを目指すことにしました。

図書館へ行って数学の本を開いてみたものの、宇宙人が書いた古文書かと思うぐらい意味が分かりません。
ネットで塾を検索してみるも、受験生や数学オタク向けの塾ばかり。

そんな時、ひょんなことから見つけた中学数学のエキスパートに数学を教えてもらうことになりました。

私が卒業した高校は偏差値40の超無名私立高校、漢字や書道は得意だったけど、それ以外はまったく興味なし。

そんな自分がデータサイエンティストを目指したいと思ったきっかけは、社会人になって気付いたジレンマです。

蓄積された様々なデータを見ていると、色んなことが閃き、色んなことに良く気が付くけど、それを同僚や上司に説明しても根拠がないから信じてもらえない…。

過去を振り返ってみれば、私は学生時代から色んなことによく気が付き、そこから新しいアイディアを考えますが、それを他人に説明しても理解してもらえず、怪訝な顔をされることが幾度もありました。何度説明しても理解してもらえないのです。しかし、ネットを検索してみると、自分の考え方は間違っていないと確信することが幾度もありました。

そして社会人になった今も、同じようなことが度々起こります。
私は気が付きますが、会社の人は気が付かないのです。

そんな話を知人の研究医のお医者さんに話したところ「君は研究者になるべきだよ。今までたくさんの学生を大学で見てきたけど、君のような鋭さを持っている人はいないよ」と言いました。

私はそれを聞いてポカンとしました。

最初は頭が悪すぎるという意味かと思いましたが、そうではなく推測が優れているということでした。

推測…研究…?

研究は分からないけど、昔から推測や変化に敏感なところはあるなと思いました。
家に帰ってネットを探索してみたところ「データサイエンティスト」なる資格があることを知りました。

しかし調べてみるとチンプンカンプンな数字とMみたいな変な記号がたくさん出てきて頭が痛くなりました。
なんなら私はαが出てくるだけで気分が悪くなるくらいの数学音痴です。
そっとブラウザを閉じました。

それから数週間が経ちましたが、その間にも会社が蓄積した過去データを見ていると、様々な変化に気が付きますが、どうせ話を聞いてもらえないと思い、そっと心にしまいます。

…でもやっぱりおかしい。あのデータには未来のヒントがあると思いモヤモヤします。確信はあるけど、やっぱり統計の知識がないから、それを根拠を持って他人に説明できません。

苦しい…。何度かそれを繰り返し、ついに数学に向き合うことを決意して、まずは図書館へ行きました。

図書館には中学までの数学の本が揃っていました。
とりあえず中学の数学の本をまとめてテーブルに置いて開いてみたところ、中学1年最初の教科書から内容が分かりません。

「数学より算数からだ…」

自分がデータサイエンティストという山の麓に着地した瞬間でした。
見上げてみるとその山の頂上は雲を突き抜けていて、地上からは高さも分からないぐらい高い位置にあります。

無理だ…。せめて学生のうちにデータサイエンティストを目指せていたら…。
そう後悔しながら、静まりかえる図書館の本棚にそっと本を戻して帰路につきました。

つづく。

 

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